tonjinchiの日記(潰瘍性大腸炎の記録)

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白血球除去(GCAP)とは!?

201309月 白血球除去(GCAP)

 

広い透析室にベットが数え切れないほど設置してあり、多くの人が横たわっている。何だ?このどんよりした雰囲気は?

 

その皆さんとは少し離れた片隅のベットで自分だけが、白血球除去(GCAP)を受けている。

 

GCAPは自分の血を抜いて、白血球の中にある暴走しているタンパク質だけをゼリーみたいなフィルターで除去し、血を戻す治療です。

 

1回1時間、前後針を刺したり準備などあり、トータル2時間。これを週に2回、合計10回を実施する計画。1回に1.8リットルをフィルターにかけます。体には約4リットルの血液があるので、半分弱ですね。

 

針を2本刺すんだけど、この針が太くて、血管に自信のある自分の血管でも入らなかったり、脱血できなかったりと、すんなり2本とも入らない日もちょいちょいあった。

 

当初、「この担当下手くそやな、マジちゃんと刺さる奴と変わってくれ」ってイライラしてましたが、自分の血管も弱ってたりもしたので、致し方ない事でした。ココもダメ、ココもダメ、と複数回刺される時は流石に痛くて萎えます。

 

前半戦(1-5回目)は体もしんどくて余り記憶にないけど、後半戦になる頃には、担当者と日時会話ができるくらいになってきた。

 

この透析室に通ってる人達は、週に3回?1回2-4時間?透析室に来て血を回さないと生きていけない訳ですが、もし自分が、、、って想像したらとても恐ろしく思えました。回している血液の量も自分のGCAPとは比べ物にならないくらいの7-10倍の量とのこと。

 

因みにこのGCAPの治療の1回の定価は14万円くらいだったと思います。特定疾患という事で免除されてますが、とても高額な治療を受けさせて頂いてました。10回で150万円って、、、。

 

入院代の合計金額も5週間で約250万円と目が飛び出る明細を目にしました。医療費って定価だと凄い金額になるんだなとゾッとしました。