tonjinchiの日記(潰瘍性大腸炎の記録)

潰瘍性大腸炎の記録を残す

内科的治療は全てやり切った

今回も白血球除去(GCAP)を実施。今までと違うところは、週に2回実施→3回実施に頻度を増やしてもらった。5週間かかるところを3週間ちょいで10回目が完了する早さだ。


1時間に1回ペースでトイレに行っていた自分にとっては、GCAPの2時間弱の治療は肛門的に無理であり、尿漏れパッドをあてて治療に臨むはめとなった。衰弱していた自分にとって、色んな意味ではキツい治療となった。


薬はと言うと、「ゼルヤンツ」が2週間で効果なしと判断され、次の薬「プログラフ」を投与する事になった。「プログラフ」は長期間投与する薬ではなく、短期間に成果を出す即効性のある薬。


担当医からは「この薬がダメなら内科的に出来ることがもう殆どないので、外科での治療も検討する必要がある」と宣告された。簡単に言うと、「この薬でダメなら手術だね」って事です。


手術=大腸全摘出を意味し、1回目の手術で人工肛門を設置、3-6ヶ月後に2回目の手術で人工肛門を撤去して肛門と小腸をつなぐ手術をする流れ。


手術に関しては、県内でできる病院がない可能性もあり、都会の大きな病院じゃないと手術できない可能性あり。術後は潰瘍性大腸炎の事は考えなくて良くなるが、トイレの回数は5-10回と人によって回復具合はマチマチのようです。


最初はこの辛さや痛みがずっと続くなら、大腸なくした方がどれだけ楽になることか、、、と考えた時期もあったが、さすがに大腸全摘出には抵抗があり、それだけは避けたいという気持ちがあった。


プログラフを飲み始めて1週間後、トイレ回数が2週間振りに20回を切った。その後トイレ回数は徐々に減っていき8-12回まで減ることになる。薬の成果が表れ最悪の状態から脱却できた。


その後様子を見たが、このトイレ回数8-12回からこれ以下になる事はなく、プログラフではここまでが限界ではないかという判断になった。


いよいよ手詰まり感が出てきて、これ以上この病院では出来ることはありません感が漂った。治療が上手く行かないと被害妄想で、「そもそもこの病院大丈夫か」「この担当医大丈夫か」と疑心暗鬼になり八つ当たりしてしまう悪いループに入ってしまう。


そんな時に担当医から「転院」の提案をもらう。担当医が担当医の先輩にあたる先生に相談してくれて、転院の提案をもらった。


セカンドオピニオンは考えていた。

・今の病院の規模より転院先の病院の方がでかい。規模感は県内一。(今の病院の病床数300に対し、転院先の病院の病床数800)

・万が一、手術になった場合、転院先の病院で手術を受ける事ができる。

以上の理由で転院してダメなら諦めもつく、と言う事で転院を決意する。